つげの櫛って持っていますか?つげの櫛で髪の毛をお手入れするとツヤが出て髪の毛が綺麗にケアできるので愛用しています。
つげの櫛を長く上手に使うにはこまめにホームケアをすることが大切。今回はつげの櫛のお手入れ方法について紹介します。
- つげの櫛のお手入れ方法が知りたい
- 古いつげの櫛でも使えるの?
つげの櫛のメリット
つげの櫛で髪の毛をとかすとプラスチックタイプとは違うメリットがあります。
- 髪の毛にツヤが出る
- 静電気を防ぐ
- 枝毛・切れ毛を防ぐ
- 髪の毛に優しい
パドルタイプブラシやロールブラシなど用途に合わせて櫛を使い分けていますが、つげの櫛を持っているととても使い勝手が良いです。
また、つげの櫛を上手に使うととっても長持ちするので、1本持っておくととてもコスパが良いです。
つげの櫛のお手入れ方法
つげの櫛を使い続けると、皮脂や整髪剤の汚れが詰まってきます。こまめにお手入れをすることが大切です。
- ラップを敷いて椿油をつげの櫛に垂らす
- ラップで包んで30分放置
- 歯ブラシで目の間を掃除
- 布でふきあげる
- 自然に乾くのを待つ
自然に乾くとつげの櫛につやが出て飴色に変わります。乾くとベタつきはなくなっているので心配はありません。
椿油がない場合はオリーブ油やサラダ油でも代用可能です。
絶対にやってはいけないこと
つげの櫛のお手入れでやってはいけないこと。
つげの櫛を水で洗ったり、濡れた状態の髪の毛に使用すると、櫛が割れたり、変形します。
つげの櫛は、水にとても弱い性質を持っているので、お手入れをする場合は必ず椿油や乾いた布を使用しましょう。
お手入れ頻度は?
お手入れの頻度は「月に1回」がおすすめです。
しかし超ズボラな私は半年、数年とお手入れをサボってしまいました。
年代ものの汚れがこびりついてしまったつげの櫛がどうなるか?お手入れしてもまた使えるのか?を紹介します。
反面教師として見ていただければ幸いです。以下あまりにも汚い画像が出てくるので、もし苦手な方がいましたらこちらで戻っていただければと思います。
頑固な汚れ落としには?
こちらが5年以上お手入れを怠ってしまったつげの櫛です。よーくみると目詰まりや表面にも汚れが溜まっています。
このように汚れがひどい場合、どのようにお手入れをすれば良いか?を紹介します。
- 椿油を1〜2時間以上染み込ませる
- 尖ったものでこする
また、2番の尖ったもので擦るは若干粗治療ではありますが、ここまで汚れてしまったら歯ブラシだけでは汚れは落ちませんでした。
針や金属でこするのはつげの櫛は傷をつけてしまうのでやめておきました。
目詰まり掃除におすすめアイテム
そこで私がお勧めしたいのは、小林製薬の糸ようじです。
本来歯茎に当たっても大丈夫な商品なので木製のつげの櫛に使っても安心できます。
歯間糸の反対側は少し尖っているので、つげの目にも綺麗に入ってくれて、皮脂や整髪剤の汚れもしっかり落とすことができます。
椿油でこんなに綺麗に大変身!
少し手間と時間がかかってしまいましたが、つげの櫛がとても綺麗に仕上がりました。
今後は汚れがたまりすぎないよう、お手入れをこまめにするよう気をつけたいと思います。(反省)
歯ブラシは使い捨ての商品を5本ほど使いました。これは汚れがひどい場合なので、通常は1本で大丈夫だと思います。
油汚れも出てくるのでお手入れをする際は、ラップを敷くのも忘れないように気をつけてくださいね。
本格派のつげの櫛が欲しい
もし本格派のつげの櫛が欲しい!と思った場合は、東京・上野にある「十三や」の薩摩つげがおすすめです。(写真:下側)
伝統職人の方が1本1本手作業で作っているつげの櫛は、地肌に当たる歯の部分が柔らかく、髪通りが違います。
歯の目の荒さや長さはお好みに合わせて、選ぶこともできるので、髪の毛の長さや量に合わせて自分に合ったつげの櫛が見つかるはずです。
私はオーダーから3ヶ月ほど待ちました。半年以上待つ方もいるそうです。
ちなみに東京・上野の十三やと京都の十三やは同じ名前ですが、2つのお店の関係はないそうです。