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今人気の国家資格!医薬品・登録販売者試験とは?

令和2年度、医薬品登録販売者の試験に合格したので、これからそのレポートをしていきたいと思います。

まず第1回目の今日は登録販売者とは?について紹介します。これから受けてみようかなと思っている方の参考になれば嬉しいです。

登録販売者とは?

ドラッグストアなどで第2、3類の一般用医薬品を販売できる国家資格です。顧客に対して、適切なアドバイスと知識が求められます。

一般用医薬品にはリスクに応じて3種類に分けられています。医薬品の箱を見てみると第1〜3類と区分が分けられています。

一般用医薬品の種類
  • 第1類医薬品
  • 第2類医薬品
  • 第3類医薬品

このうち、第1類は薬剤師の方のみ販売することできます。(薬剤師は1〜3類全てを販売できます。)

ちさ
ちさ
登録販売者は、第2、3類の一般医薬品を販売できます。

登録販売者資格を略して『登販』とも言われています。

資格をとるメリット

登録販売者資格のメリット
  • 薬選びを迷う方に適切なアドバイスができる
  • 国家資格取得者としてドラッグストアで働ける
  • 正社員雇用や時給アップも望める

登録販売者の資格を取得すると、ドラッグストア等で専門的な知識を持ったスタッフとして働くことができます。

正社員雇用やアルバイトとしても時給がアップする場合もあります。(最初は2年間の研修期間があります。)

一般用医薬品は、処方箋が必要な医療用医薬品と違い、誰でも自由に購入することができます。

ちさ
ちさ
しかし、自由に購入できる分、その方に合った薬を適切に見分けられているかわかりません。

テレビコマーシャル等では総合感冒薬として風邪薬が紹介されていて、なんとなく効きそうとう購入する方も多いです。私もその一人でした。

総合感冒薬のタイプの薬は、鼻水・熱・くしゃみなど全ての風邪タイプに効果がある薬です。

これだけ効くといろんな症状が一気に解決できるフルコース!でとても効果がありそうと思いますよね。

しかし実際は、それぞれの症状に特化した薬の方が効果があったり、副作用も少なく済むケースもあります。

薬選びに困っている方に向けてアドバイスができる資格になります。

登録販売者の試験日程

登録販売者の試験は年1回開催されます。試験は、都道府県各地で開催されます。

また、開催する都道府県によって日時も試験内容が異なります。

8月〜12月と全国で試験日がことなるため、県をまたいでの併願もOKになります。

しかし残念ながら私が受験した令和2年度(2020年度)の試験は、コロナウィルスの影響で原則として併願受験はできませんでした。

令和3年度は併願可能かどうかは、今年の募集要項によって決まります。

登録販売者の合格率は?

全国各地で開催されている登録販売者の試験ですが、都道府県によって合格率は異なります。

ちさ
ちさ
2020年度の合格率は、42.55%でした。
全国の合格率(令和2年・2020年)
  • 第1位・東海エリア 51.43%
    愛知・岐阜・静岡・三重 
  • 第2位・中国エリア 50.00%
    岡山県・広島・鳥取・島根・山口
  • 第3位・四国エリア 46.2%
    香川・愛媛・高知
  • 第4位・北海道、東北エリア 43.2%
    北海道・青森・ 秋田・岩手・山形・宮城・福島
  • 第5位・北陸エリア 40.47%
    富山・石川・福井
  • 第6位・九州エリア 40.3%
    福岡・佐賀・長崎・大分・熊本・宮崎・鹿児島・沖縄
  • 第7位・関東エリア 38.6%
    東京・神奈川・千葉・埼玉・栃木・茨城・群馬
  • 第8位・関西エリア 37.60%
    大阪府・京都府・滋賀・和歌山・兵庫・徳島・奈良
  • 第9位・甲信越エリア 33.8%
    山梨・長野・新潟

2020年度は、例年と違い、試験日が大幅に変更になった県もあり、試験に戸惑った方も多いはず。

北海道は、例年東北エリアと同じ試験日・内容となっており、九州エリアと同じ日程、試験内容だったようです。出題傾向も例年とは異なる試験内容だったそう。

また、例年四国ブロックは合格率が低い、試験内容が難しいと言われていましたが、2020年度は全国第2位(50%)と高い合格率となりました。

誰でも受験できる?

登録販売者の試験は、年齢を問わず受験することができる国家試験です。

国家試験には、指定された大学や専門学校を卒業する必要がある資格もあります。

社会人になってから改めて学びたいと思っても、大学や学校に通学のは費用や時間で難しいことも多いと思います。

ちさ
ちさ
しかし、登録販売者の試験は、受験資格はありません。

参考書を使って独学で学習することも可能で、人気の資格となっています。

学習期間は?

登録販売者の受験までの平均学習期間は、『4ヶ月』と言われています。

ちなみに私の受験期間は1年間です。実際に学習をしてみて、それほど長い期間は必要ないかなと思います。

試験日が延長となったため、1年間となりましたが、中弛みをしてしまった期間も長いです。

だらだらと勉強するよりも一気に集中して勉強する方がおすすめです。

試験日から逆算して学習を進めると、参考書を読み込む期間、過去問を解く期間など計画を立てやすいです。

試験内容に関して

登録販売者 試験内容
  • 医薬品に共通する特性と基本的な知識:20問
  • 人体の働きと医薬品:20問
  • 主な医薬品とその作用:40問
  • 薬事に関する法規と制度:20問
  • 医薬品の適正使用と安全対策:20問

試験は、第1章〜第5章に分かれています。

特に第3章は医薬品に含まれる成分が出題されるため、受験者にとって難所となっています。

ちさ
ちさ
聞き慣れないカタカナに苦戦しました!

しかし、応用問題や計算問題のような理系内容ではないので、暗記が得意!という方は特に受験に強いと思います。

また、各都道府県によって出題傾向も異なります。

午前と午後に試験時間は分かれていますが、エリアによって第1章〜第5章の出題配分も異なります。

私が受験した東京都では、午前は第1・2・4章、午後は第3・5章となっていました。出題配分は当日までわからなかったので、過去問を見て出題傾向をつかみました。

まとめ

登録販売者の資格は年々人気となっている資格で、薬局、スーパー、ドラッグストアなど医薬品の販売をしている業界から注目されており、今後も求人は増えていくと言われています。

専門家としてのスキルアップや、自分自身の知識としても役立つこと間違いなしです!登録販売者資格の勉強をすることをおすすめします。